Monthly Archives: 8月 2014

おためし小皿料理

「豈」56号から、金原まさ子の作品。 紅梅と赤子のおしり見較べる 翅たたまずに眠る初蝶きのう破瓜 あさってからわたしは二階の折鶴よ 見えるので葱のむこうを視てしまう 主従という焼リンゴと皮の部分 月濡れの花茣蓙よおいしゃ … Continue reading

Posted in 未分類 | Leave a comment

忌避罪

忌避罪で耳を削がれた沈下橋   石田柊馬 沈下橋には欄干がないから、耳を削がれたように見える。 というより、見えているのは沈下橋なのだが、 作者は見えないものを重ね合わせて見ている。 それは他の場所であったり、別の時間で … Continue reading

Posted in 未分類 | Leave a comment

沈下橋

怖がりを拒んでやるぜ沈下橋    山田ゆみ葉 今年4月に開催された「川柳木馬創立35周年記念大会」の際、高知旅行の吟行句。 「四万十紀行」10句のうちの一句。 「沈下橋」は増水時には水面下に沈む橋。 欄干がないので、高所 … Continue reading

Posted in 未分類 | Leave a comment

匂わないように

匂わないように笑っているふたり   畑美樹 雰囲気で読ませる句である。 匂いはどこから来るのか。 ふたりの外部からくるのか、それともふたりの内部から生まれるのか。 いずれにせよ、濃厚な関係を避ける気分がある。 感性で読ま … Continue reading

Posted in 未分類 | Leave a comment

尾行

三日月になっても尾行続けてる    浪越靖政 「川柳カード」6号、同人作品。 尾行をはじめたのは満月のころだった。 それが三日月になってもまだ尾行が続いている。 松本清張の短編に「張り込み」というのがあった。 「張り込み … Continue reading

Posted in 未分類 | Leave a comment

袈裟懸けに

袈裟懸けに斬られた後も花粉症   井上一筒 「川柳カード」6号同人作品から。 大木晤郎という川柳人がいて、時代劇の斬られ役の役者だった。 もう亡くなったが、京都番傘の同人で、句会でもときどき見かけた。 掲出句は、時代劇の … Continue reading

Posted in 未分類 | Leave a comment

市町村合併

地方分権や住民サービスの向上などの目的で市町村の合併が進んできた。 10年間、国の優遇措置があるのも魅力だったようだ。 合併でうまくいっている自治体もあるが、 逆に箱物を作りすぎたり、行政システムの統合がうまくいかずに、 … Continue reading

Posted in 未分類 | Leave a comment

少年兵コトリ

コトリというなまえの少年兵だった   松永千秋 「川柳カード」6号、同人作品から。 「コトリ」というタイトルがカタカナ表記されている。 「小鳥」だろうが、「子盗り」や「コトリ」という音も連想させる。 「添い寝してときどき … Continue reading

Posted in 未分類 | Leave a comment

お早うございますエイハブ船長

「川柳カード」6号、同人作品から。 ポケットに手を突っ込んで捕鯨船    湊圭史 メルヴィルの「白鯨」をベースにし面影にしているが、 直接、小説と関係があるわけではない。 「高速通信なら疑似餌が覗いている」「眼鏡のつるの … Continue reading

Posted in 未分類 | Leave a comment

名はユリエ

かごめかごめ籠の中のこの子だれ   榊陽子 「川柳カード」6号、同人作品から。 「だれ」と問いながら、野沢省悟とはまったく別の世界を展開している。 「ほーほーと夜泣きする豚の名はユリエ」「藁詰めて子どもはみんな酸っぱいね … Continue reading

Posted in 未分類 | Leave a comment