名はユリエ

かごめかごめ籠の中のこの子だれ   榊陽子

「川柳カード」6号、同人作品から。
「だれ」と問いながら、野沢省悟とはまったく別の世界を展開している。
「ほーほーと夜泣きする豚の名はユリエ」「藁詰めて子どもはみんな酸っぱいね」
「少年を犯すダリアを装着し」。
「茹でたらうまそうな赤ん坊だよ」(根岸川柳)のようなブラックの世界。
ユリエは豚の名ではない。
この暗さが言葉だけのものか、内面の凝視から生まれてきたものか、
見届けてみたいものだ。

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